Garjueの21世紀版音楽講座

 

みなさんこんにちは。ガージュです。

前回どんな音楽でも癒されるわけではないことをご紹介しましたが、

人の体と音楽タイプの関係を少し触れてみたいと思います。

 

近年「倍音が体を癒す」というキャッチフレーズのもと、関連したコンセプトアルバムなども制作され音楽に癒しを求める方が増えてきています。

しかし、音楽が人の心や体に与える影響というのは決して癒しだけではありません。

最も分かりやすい例はホラー映画です。

背筋が凍るようなゾクゾクするホラー映画のワンシーンで、実は私たちは映像の怖さ以上に音から受ける恐怖感に敏感に反応しています。

なぜ音に敏感かというと、私達の先祖は亜熱帯のジャングルで暮らしていたからです。
私達人間はとてもひ弱な生き物で天敵から身を守るために主に夜行性で活動していたと考えられています。
その暗いジャングルの中で今自分がいる位置、仲間のいる位置、天敵のいる位置を瞬時に掌握するために、人間は視力以上に耳が発達したと考えられています。

つまり人間は耳から入る音の情報によって、自分の置かれている空間や状況を認知しているのです。

 

ですから、薄暗いスクリーンを前に不自然な音、不快な音を聴かされると、危険を感じるという習性を人間は持っています。

危険を感じると・・・?

以前の記事で紹介したアドレナリンが分泌されます

Fight-or-Flight/戦うか逃げるか?と呼ばれ、危機的な状況に遭遇した際に分泌されるホルモンです。

体の変化としては一時的に運動パフォーマンスが上がったり、痛覚の麻痺などが起こります。

つまり“火事場のくそ力”的な能パワーを一時的に引き出します

プレッシャーの高いスポーツの試合・本番などではこの作用は良い方へ働く可能性があります。

(だからといって試合前にわざわざホラー映画を見る必要はありませんが・・・)

アドレナリンに近い作用を持つホルモンの一つにコルチゾールという物質があります。

やはり一時的に運動パフォーマンスをあげる効果があると考えられています。

このコルチゾールはテンポが速い(例えばBPM130以上)曲を聴くと分泌されやすい

という研究結果があります。

ということは、運動前にテンポの速い音楽を聴きながらウォーミングアップを行うと、本番でのパフォーマンスがあがる可能性が高いと考えられます。

また人間の心拍は聴いている音楽のビートに同調するという修正があります。

テンポの早い音楽を聴けば心拍は運動をしていなくても上がります。

本来なら運動の負荷に合わせて上がる心拍数が事前に上がっている状態から始まり、その心拍数をキープできる可能性もあると考えられています。
つまり音楽によって体にかかる負荷に対処できる状態が事前に用意できるわけです。

 

このように音楽は癒しを与えるだけでなく、シチュエーションに合わせて自分の可能性を様々に引き出してくれる素晴らしい力を持っています。

今後の記事では、講座内容の一部から様々なシチュエーションにあわせた音楽のセレクトの秘訣をご紹介していきたいと思います。

 

 

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